Studio Bunrin/倉井由紀子展より〜vol.2

Studio Bunrin / 倉井由紀子
〜タイ・ラオスの邑より〜


2013.9.14/土 ー9.21/土


本日は、ファッションのスパイス、
スカーフやストールをご紹介。

倉井展2013_5

手紡ぎの生成りの綿糸を、もじり織りに。
素材のシンプルさが、織りの特徴を引き立てています。
“もじり”とは、糸を捻って織ること。
日本の和服生地の“絽”や“紗”も同じ技法に分類されますが、
このように透かし部分がデザイン模様となって見える織りは、
ラオスらしい作品です。

倉井展2013_6

綿素材のやさしい肌触りの織物たち。
使い込むほどに柔らかさを増していきます。
シンプルな織りに見えますが、近づいてみると複雑な組成も。
大人のナチュラル感が漂う、
肩の力を抜いたファッションに合わせて欲しい作品。
草木染めの落ち着いた色彩も、季節に相応しいですね。
タイ/ ラオス

倉井展2013_8

2013年の秋冬は、赤がトレンドとか。
草木染めの赤系は、やさしくシックな彩り。
上質な薄手のシルクは、年間を通して楽しめます。
首元の一枚が、装いをワンランクアップさせます。
ラオス・ペンマイ / ビエンチャン

倉井展2013_7

織りによる模様は、伝統的なものの他、
ドットやチェックなど現代的なデザインも増えてきました。
経緯と(縦糸)と横糸の色を変えて織られたシルクは、
光線や角度によって微妙に色が変化して見え、
玉虫のような美しさを感じます。
ラオス・ペンマイ