野田里美展より〜銀の経年変化

 野田里美 展
「磁器の表情と ひととせの…」


 2013.11.30/土ー12.11/水


開催中の作品展より、銀彩の器のお話を。

DMに掲載した画像を、カラーでご覧ください。
今作品展で、みな様に改めてご紹介したいこと。
「銀の経年変化」の様子を記録したものです。

銀の硫化
〈野田里美 / 銀彩 ぐい呑(大) : 8,400円〉

銀は年月と共に、表面が変色していきます。
空気中の硫化ガスと化学反応し、
表面に硫化銀の皮膜を作る“硫化”によるものです。

銀色〜黄色〜茶褐色〜黒色へと。

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〈野田里美 / 銀彩 片口 : 5,250円〜〉

磁器の場合、陶器のように吸水を重ねることで
内部から表情を変化させる育てではありませんが、
日々器を愛でることの積み重ねが
器を素敵に変化させていく喜びは、
まさに“育てる”と言えるのだと感じます。

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〈野田里美 / 銀彩 ぐい呑 : 4,200円〜〉

銀食器やアクセサリーのように
変化を劣化と考えるでもなく、
渋みを増していく器と共に育ち、共に暮らす。
そんな器とのお付合いを重ねていただけたらと思います。

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〈野田里美 / 銀彩 酒器 : 21,000円〜〉

使われ方、その環境によっても
同じ変化は一つとして無いでしょう。
皆さまのお手元に行った器たちは、いかように育のか…。

扱いは決して難しいものでは無いのです。
むしろ神経質にならず、楽しんでください。

つづけての詳しいお話は、ぜひ会場で。



※銀の変色は、塩素との化学反応よって起こる「塩化」など
 その他さまざまな物質との反応でも起こります。
 日常で最も影響を受け易い、空気中の要因についてお話いたしました。