【予告】THE GABANS “Shirts & Animals”展

THE GABANS / Takashi Matsumoto
“ Shirts & Animals ”

2014.4.23/水 ー4.30/水



松本崇展

春の風に揺れるshirt。
こだわりのモノ、お気に入りのモノ、
自分の欠片をアイコンとして
アイデンティティを表現するshirt。
デザインからステッチまでの全てが
一人のデザイナーによってつくられる
丁寧な手仕事によるshirt。
心地よさに身を包まれながら、
自分らしさとは何かと問う時間をくれる一枚。

松本崇展2014_2

ファニーフェイスなanimal。
立体裁断のテクニックにて
ひと針ずついのちを吹き込まれる
松本崇のアートピース。

THE GABANS 始動初の作品展をご高覧ください。



■在廊日 : 4.26/土
ワインなども用意してお待ちしています。
作品への思いなどをゆったりとお伝えできる時間になりますように。


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Takashi Matsumoto

1976年生まれ。
文化服装学院卒。
アパレルメーカー勤務後、THE GABANSを始動させる。
現在三重県在住。





銅のドリップポットを育てる 〜十二ヵ月の記録_2

先回の投稿、
「銅のドリップポットを育てる 〜十二ヵ月の記録_1」
に続くvol.2。

十二ヵ月のドリップポットを
リスタート”から育てていく記録です。

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【リスタートから3ヶ月後】2013.07.22
ドリップポッリスタート_3ヶ月_1

遠目に見ると、1ヶ月経過の時点から
あまり変化が無いように感じられますが、
確実に灼き色が濃くなっています。

ドリップポッリスタート_3ヶ月_2

アップで見ると、色の変化が良くわかります。
無駄な汚れなどを排除しながら育てられているせいか、
今回は、赤味がきれいに育っています。
vol.1の末筆でお伝えの通りに、
ごく簡単で当たり前のことを続けているだけなのですが。

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【リスタートから11ヶ月後】2014.03.26
ドリップポッリスタート_11ヶ月_1

そして今日の姿。
リスタートから約11ヶ月がたちました。
毎月ごとの経年変化は僅かずつなのですが、
こうして久し振りに比較してみると、
銅らしい、しっとりと赤味が滲み出るような景色に育っています。
毎日、一般家庭の何十倍ものコーヒーを淹れますから、
育つスピードもまた何十倍です。
今回は、今のところ高得点をあげても良いと自画自賛しています。

ドリップポッリスタート_11ヶ月_2

ボディにも目立った色ムラは見られません。
こうして灼き色が濃くなると、
リフレッシュ時に僅かに残った斑点も
同化されて目立たなくなってきました。

ドリップポッリスタート_11ヶ月_3

内部は、すっかり黒々と。
煤などではありません。
あくまでも、銅が熱せられることによる色灼けです。

ドリップポッリスタート_11ヶ月_4

実は、10日程前に開催した水野さんとのコラボイベント
MORE THAN BISTRO “Smile Taste”の期間中に、
蓋に水滴の痕がついてしまったので、
セルフのお手入れを行なっています。
鍋洗い用のナイロン製不織布たわしに食器用洗剤をつけ、
部分的に軽く擦り落としました。
擦り痕が薄らと見えますね。

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《水滴痕など色ムラができてしまったら》

焼き色が付いた後の銅に色ムラができてしまった場合は、
早目に、周囲の色と浮かない程度に軽く擦ることが大事です。
私たちは、ナイロン製不織布たわしを使用していますが、
使い込んで少しよれてきたくらいのものが最適です。
これには研磨粒子が含まれていますので、
新しいもでのはよく擦れ過ぎ、
折角育った灼き色がそこだけ落ちて色浮きしてしまいます。

痕や汚れを落とす時には、
●早目に
●軽めに
●周囲と馴染ませて
これがポイントです。

この蓋程度の擦り痕ならば、
また少し経ち、全体に色が育つと目立たなく馴染みます。



これからも毎日コーヒーを淹れ続けるドリップポット。
終わりなく素敵に育てていきたいと思っています。

道具の扱いに、気負いは必要有りません。
大切なものなのですから、ほんの少しの思いやりを持つこと。
これこそが、道具との上手な付き合い方の基本。
コツなんて、ほんのちょっとしたことなのです。

ここに書き切れなかったお話しは、
どうぞ十二ヵ月に聞きにいらしてください。
水野さんのドリップポットと一緒に、
いつでもお待ちしていますよ。




銅のドリップポットを育てる 〜十二ヵ月の記録_1

たびたびご紹介してきましたが、
十二ヵ月で毎日コーヒーを淹れているドリップポットは、
金属工芸作家・水野正美さんにつくっていただいた
銅の打ち出しによるものです。

blog : 水野さんのドリップポット 2011.04.21

1枚の銅板をコツコツと打ち出した証の槌目。
手仕事ならではの優しさと美しさを持つポットは、
私たちの愛道具です。

使用を始めてから1日も欠かすこと無く使い続けてきたポット。
それなりに灼き色も育ち、貫禄も出ていたのですが、
約7年経ったある日に“育て直し”を決心しました。

湯の垂れ痕などによる色ムラが起きていたことも事実ですが、
実際には然程気にするものではありませんでした。
1番の目的は、これまでの経験で得た
道具との上手な付き合い方と実際の変化を
皆さまにも分かり易く記録に残したかったから。

これは、十二ヵ月のドリップポットを
リスタート”から育てていく記録です。


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【リスタート前】2013.04
ドリップポット_リスタート前

新品から7年間使用していた姿です。
銅ならではの赤〜薄褐色の灼き色に変化していますが、
湯の垂れ痕などが濃い褐色の色ムラになっています。

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【リスタート1日目】2013.04.18
ドリップポットリスタート_1日目_1

リフレッシュされ、ピカピカの新顔さんで戻ってきたポット。
新品の10円硬貨を想像してください。
ほのかにピンクがかった色合い、これが、銅の本来の色です。

ドリップポットリスタート_1日目_2

槌目の凹凸の凹んだ部分に若干の色灼けが残っていますが、
ほぼ新品同様の色に戻りました。
画像に有りませんが、内部も同様になって戻ってきました。

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【リスタートから1週間後】2013.04.25
ドリップポットリスタート_1週間_1

ほんのりと赤味が出てきました。
この間に行なったことは、水を入れて直火にかけたのが2〜3回。
それ以外は、1杯のコーヒーを淹れる毎に
やかんで沸かした湯を移して注いでいます。
繰り返し熱湯を入れるだけでも銅の温度は変化するので、
色灼けは充分に起こるということです。

ドリップポットリスタート_1週間_2

熱湯を入れて蓋をするので、内部はより灼けています。
すでにかなり濃い褐色に変化している部分も見られます。

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【リスタートから1ヶ月後】2013.05.20
ドリップポットリスタート_1ヶ月_1

一週間後からの色変化は余り大きくは有りませんが、
赤褐色の色味が少し深くなっています。

ドリップポットリスタート_1ヶ月_2

ただ、色ムラは起こらず、きれいに灼けている様子が分かります。

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リスタート以降で心掛けていること

●外側が濡れたら布巾などで拭く。
●油を付けないようにする。
 (油を使った調理をする場に近づけない。その場からは避難させる。)
●1日の終わりには、スポンジに食器用洗剤をつけて洗う。
 (手に付いた油汚れ、油煙などで汚れている場合もあります。
  1日に1度は全体を洗うことにしました。)

意外と当たり前のことなのですが、
これを守ることだけを決めごとにしました。





◎「銅のドリップポットを育てる 〜十二ヵ月の記録_2」につづく




水野正美展より〜暮らしの中の何気ないモノ

「つくる、おいしい、たのしむこと」
 水野正美 日常の中の金工展


 2014.3.15/土 ー3.26/水



毎日の食をたいせつにし、たのしむことも
幸せをつくることの一つと考える水野さん。
近年は、このお話しに共感の声が届き、
銅の鍋やフライパン、ポットなど
食にかかわる作品に注目が集まります。

でも、食だけではないのです。
“暮らしの中の何気ないモノ” たち。
これらも、一つのファクター(要因)です。


2014水野正美展_3

“ ハコ ”

大小、形もさまざまな銅のハコ。
自分の大切なモノや道具を、
居心地よくしまっておきたいハコ。

一つ一つの表情の違いも
じっくりとご覧ください。

2014水野正美展_4

“ ペン立て ”

銅や真鍮でつくられたペン立て。
どの方向からも違った表情が楽しめる、
さり気ないけど心憎いモノ。

暮らしや街の中で見つけたあれこれを
スッと書き(描き)留める
ペンや鉛筆たちをいつも傍に。

2014水野正美展_5

“ ペン皿 ”

同じく、
銅や真鍮でつくられたペン皿。
書く(描く)ことが日常の人には皿派も多いのでは。

気持ちひとつで
穏やかにも愉しくも見えてくる、
暮らしの中に置いておきたいモノ。




【予告】boccheno×十二ヵ月・コラボvol.6

boccheno × THE SHOP 十二ヵ月
コラボイベント・vol.6

『花よりPIZZA?に集まれ!』

2014. 3. 29 / 土  16:00〜24:00
頃まで

※ピッツァ販売は22:00頃まで。(完売次第、終了)
※ご予約は不要です。


ぼっけ号と桜

桜の花も見どころの、春まっ盛り。
石窯PIZZAの移動販売車“boccheno(ぼっけーの)”さんが、
十二ヵ月にやって来ます。
恒例のコラボイベントです。

ぼっけコラボ_2013春

花よりPIZZAの方も、
PIZZAを堪能してから夜桜散歩の方も、
子供も大人もみんなでワイワイ楽しみましょう!

ぼっけーの窯

《boccheno》
本格的な石窯に薪をくべて焼かれる、
国産小麦を使った芳ばしい本格ピッツァ。
季節の食材もトッピングされた旬の味から、
その場でお好みのものをチョイスしてください。
(700円〜900円の予定)

《十二ヵ月》
花冷えの夜に美味しい温かなドリンク、
ビール、洋酒、カクテル、焼酎、ノンアルコールなど。
もちろん、いつものコーヒー、ジュース、スイーツもあります。


春の訪れを楽しむ一日。
今回も、みなさまとの楽しいひと時を心待ちにしています!





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〈追記〉2014.3.27

♦十二ヵ月・ドリンクメニュー決定!

【Beer】
レーベンブロイ / ハイネケン / バドワイザー / コロナ
オール・フリー(non alcohol)
【Wine】
ホットワイン(赤:with葡萄/白:with柚子)
ワイン(赤/白)グラスorハーフボトル or フルボトル
【Cocktail】
ライチ・オレンジ
カシス・ソーダ
マンゴー・ヨーグルト
モスコミュール
ジン・トニック
オレンジフラワークーラー(non alcohol)
マンゴー・オレンジ(non alcohol)
トロピカーナ(non alcohol)
【Soft drink】
コーヒー / 紅茶 他レギュラードリンク
ジンジャーエール 他
【Dessert】
季節の自家製スイーツ 各種



MORE THAN BISTRO“Smile Taste”を終えて

水野正美 × 鈴木早苗 × THE SHOP 十二ヵ月
MORE THAN BISTRO “ Smile Taste ”

2014.3.15/土・16/日



今回も賑やかに2日間の日程を終えました。
たくさんの皆さまにご来店、ご参加いただき
ありがとうございました。


水野家なべ

金属工芸作家・水野正美さん
打ち出しの銅鍋やフライパンを使って調理し、
銅や真鍮の器、カトラリーでお召し上がりいただく
MORE THAN BISTRO。

使い込んだ道具たちに刻まれた
毎日をたいせつに暮らしている証。
今回の作品展タイトル
「つくる、おいしい、たのしむこと」の言葉の意味は、
ここからも感じられます。

MTB_st_メイン

タイ料理ならではの食材や調味料が織り成す味わいは、
鈴木早苗シェフの絶妙な匙加減で
“Smile Taste コース”の文字通りに、
素敵な笑顔をもたらしてくれました。


次回の第7弾は、また来年、
新たなテーマメニューで皆さまをお迎えできそうです。

2015年、十二ヵ月も20年目に突入します。
ひと回り成長した私たちで、
MORE THAN BISTROをお届けしなくては…。
またお会いできる日を、楽しみにしております。



※水野さんの作品展は、3月26日(水)まで開催。
 引き続きお楽しみください。

「つくる、おいしい、たのしむこと」
 水野正美 日常の中の金工展





水野正美展はじまりました

「つくる、おいしい、たのしむこと」
 水野正美 日常の中の金工展


 2014.3.15/土 ー3.26/水



作品展の初日をむかえました。


2014水野正美展_1

食を楽しむ鍋やポット、カトラリー。
そして今回は、生活空間で楽しむ
デスク小物やオブジェも新作として。

2014水野正美展_2

みなさんの声にお応えして
アートピースなオルゴール、ライトも。


15、16日の2日間は、
食のイベントMORE THAN BISTRO “Smile Taste” を開催。
コース料理は予約満了となりましたが、
お席に余裕のあるティータイムの時間帯は、
水野さんの器を使って
コーヒーやスイーツをお召し上がりいただけます。

水野さんも十二ヵ月にてみなさまのお越しをお待ちしています。