野田里美展「磁器の表現2015」より“千刻”

野田里美 展
「磁器の表現 2015」

2015.4.3/金 ー4.14/火



開催中の作品展から、「千刻」シリーズのご紹介。

野田里美展2015_5
〈ロングカップ〉

極細い線を幾重にも刻んだ「千刻」。
繊細な表情は、カタチの美しさを際立てます。

野田里美展2015_6
〈左より:抹茶碗、振出し、フタモノ〉

独楽様の大きな筋と千刻の繊細な筋の対比がつくりだす
モダンな茶陶。

野田里美展2015_9
〈カップ&ソーサー〉

銀彩と千刻でツートンのカップ&ソーサーは、
今回が初披露。

野田里美展2015_7
〈奥から:リム皿、リム鉢〉

さまざまな料理をセンスアップさせてくれる器。
作品展期間中はカフェにて
ビーフシチューをリム鉢でサーブしています。


千刻にもある野田さんの黒い器は、“育つ器”です。
以前、カフェで使用している
カップ&ソーサーの記事の中でご紹介しましたが、
使ううちに下塗りの赤褐色の色合い(弁柄)がほのかに浮かび、
また、艶を増していく様子を楽しむことができます。
漆器の“曙”や“根来”の育ちに似ています。



参考:
2014.04.11「野田里美さんの黒紅カップ&ソーサー」