「くるみのお皿の会」開催しました

『木工家 筒井則行さん (icura) とつくる
 くるみのお皿の会』vol.5


6月11日〜21日に、全6回の日程で開催しました。
今年も熱がこもったワークショップになりました。
筒井さん、ご参加のみなさま、ありがとうございました。

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くるみの板を彫刻刀で彫ってお皿に仕上げる、
シンプルな作業でのモノづくり。
身近な道具で実用品がつくれることの楽しさも、
ここで筒井さんが伝えたいことの一つです。

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木には木目があります。
順目と逆目で扱い易さが大きく違うことも
モノづくりを経験するとよくわかります。

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たくさん苦労をして彫り、削った後のヤスリ掛け。
ここまで作業が進むと、完成間近のわくわく感が…。

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くるみのオイルを塗ると、木の色がしっとりと変身。
木目や色の違いもくっきりと模様として浮かび上がります。



制作後にお決まりとなっている
作家さんを囲んでのティータイムでは、
モノづくりの裏側のお話しや、
使う上でのちょっとしたアドバイスなども
お伝えしています。
モノをつくってみて初めて気づく疑問や
初めて起こる興味もあります。
忘れないうちに作家に直接訊いていただける
大切な時間になっています。

筒井さんのワークショップは、
また来年の作品展開催時に行なう予定です。
再びたくさんの方に
この面白さをご経験いただけますように。

今年の会で材料をご購入されたみなさまは、
今ころご自宅でも頑張っていらっしゃるでしょうか。
またご様子をお聞かせくださいね。




【予約受付中】6月の自家製スモークベーコン販売予定

十二ヵ月自家製スモークベーコン
2016年6月の販売予定のお知らせです。


◉今回は6月26(日)に一宮で開催されるイベント、
チルチンびとmarket 〜ANTIQUE〜”に持って行き、販売します。

そして、同じくこのイベントに出店されるbocchenoさんの
ベーコンピッツァとしても食べていただけます。
初の店外コラボ・ピッツァです。

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先回の“チルチンびとmarket〜ごはんと台所〜”での販売の様子。

ブランド豚の三河ポークを
自家ブレンドのスパイスやハーブで漬け込み、
サクラなどでじっくりと燻しています。

パンチェッタのようなしっかりとした食感は、自家製ならでは。
薫りの高さをお楽しみいただけるよう、
少量ずつていねいに仕上げています。

そのままサラダやおつまみに。
さっと炙ると薫りが一層引き立ちます。
お料理に使えば、上質な旨味が楽しめます。

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過去のコラボ・ピッツァ。今回はどんな食材と合わせてくれるかな?


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◉そして、イベントへお越しいただけない方のために、
十二ヵ月でお渡しできる分も設けました。
こちらのみ予約制とさせていただきます。

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《十二ヵ月でのお渡し予約》

■お渡し : 6月24日(金)12:00 〜 29日(水)にご来店ください

■価格 : ¥500/100gあたり(税込)
200g〜300gくらいのブロックに切り分けて販売します。

■予約について :
ご希望のg数で、事前の予約を承ります。
(多少の量の前後はご容赦ください。)
例えば、「200gを2つ」「500gを1つ」というご注文も可能です。

ご予約は
tel : 052-321-1717
email : info@jyunikagetsu.com

※ご予約の際には、下記をご記入ください。
・お名前
・お電話番号
・ご希望量(◯◯◯g×◯個)
・ご来店予定日




筒井 則行/icura 展・2016より〜いろいろのお皿


筒井 則行 / icura
作品展・ work shop


2016.6.11/sat ー21/tue



定番でつくられているお皿の中で、
サイズも形も、使い道もいろいろのお皿たち。

ちいさな器は、さまざまな食のシーンを想像しながら
いろいろに集めて楽しみたいモノ。

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つなぎ皿(サイズ各種) :3,000円〜20,000円

さまざまな種類の木をつないでつくる“つなぎ皿”。
一般的には寄せ木と呼ばれる技法です。

さくら、くるみ、なら、ウォルナットなど
自然の色の違いや木目の表情の違いが
そのまま美しいデザインになっています。

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菓子皿  ≒150×120×15mm :2,000円

彫り目をつけた“菓子皿”。
さくらとウォルナットの2種類。

気取らずナチュラル感がいっぱいのお皿で、
ほっこり優しいお茶の時間を楽しめそう。

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小皿・145mm   ≒径145×15mm :2,000円
小皿・125mm   ≒径125×15mm :1,800円
まめ皿・だ円・大  ≒115×80×15mm :1,500円
まめ皿・だ円・小  ≒ 85×60×15mm :1,200円


小さなお皿の“小皿”と、“豆皿・だ円”。

おつまみやお菓子をちょっとのせて…。
銘々皿のほか、小皿はコースターや受け皿にも。

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カッティングボード”は、
パンやチーズなどを切ったら、そのままのせてテーブルへ。
オイルで仕上げてあるので、
お皿のように楽しく使ってほしいモノとして
このカテゴリーでご紹介してます。

バゲットには細長い形。
家族揃って大きなサイズ。
おつまみ用に小さなサイズ。
いろいろ揃えたくなります。



※表示価格:消費税別


【予告】内田鋼一 展

20th anniversary exhibitions
内田 鋼一 展

2016.7.9/sat ー18/mon



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20年前からずっと先を歩み、
今もなお高みを上りつづけ、
つくり手として
道標となっている存在。

十二ヵ月の記念の年らしく、
コーヒーカップ、ポット、
急須、土瓶…などを。



■作家在廊日:7月9日/土



内田鋼一 / 陶芸家
1969年 愛知県名古屋市生まれ。
愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了後、
東南アジアや欧米、アフリカ、オーストラリアなど
世界各国の窯場に住み込み修行を重ねた後、
1992年 三重県四日市市に窯場を構え独立。
国内外で精力的に発表。
著書に『MADE IN JAPAN』(アノニマスタジオ)がある。
2015年11月 三重県四日市市に、
大正・昭和時代の萬古焼を集めた
「BANKO archive design museum」をオープン。



筒井 則行/icura 展・2016より〜定番のお皿


筒井 則行 / icura
作品展・ work shop


2016.6.11/sat ー21/tue



使って育てる喜びも感じられる、
オイル仕上げの木の器たち。

毎日のごはんに大活躍の定番のお皿です。

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岐阜県産のヤマザクラが使われています。
オイル仕上げの良さ、経年変化の面白さは、
以前からお伝えいている通りです。

◆過去の記事より→「木皿と油の話し」


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丸皿・大  /つるつる ≒径260×20mm :8,000円
丸皿・中・深/つるつる ≒径215×20mm :5,000円
丸皿・中・浅/つるつる ≒径215×15mm :5,000円
丸皿・小  /つるつる ≒径175×15mm :3,500円

定番中の定番といえば、丸皿。
大は、メインディッシュ、パスタなどに。
中は、パンとおかずを少し。
小は、パン皿、ケーキ皿に。
そんなイメージ。

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丸皿は、仕上げが2種類。
滑らかに磨かれた「つるつる」と、
彫り目をつけた「ほりほり」。
彫り目は、使い込まれると一層引き立ってきます。

丸皿・大  /ほりほり ≒径260×20mm :9,000円
丸皿・中・深/ほりほり ≒径215×20mm :6,000円
丸皿・中・浅/ほりほり ≒径215×15mm :6,000円
丸皿・小  /ほりほり ≒径175×15mm :4,000円


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長皿   ≒360×165×15mm :7,000円
角皿・中 ≒240×170×15mm :5,000円
パン皿  ≒160×160×15mm :3,000円


四角皿の中で、人気の高いサイズ3種。
長皿は、盛り皿として。
角皿・中は、食パン1枚とおかずかのります。
パン皿は、食パンに合わせたサイズ。

先日は日本に出張中のフランスの方が、
「帰国したら四角皿にお寿司をのせて食べたい」と
長皿をご購入くださいました。
日本人よりも愉しみ方をしっていらっしゃるようです。



※表示価格:消費税別


筒井 則行/icura 展・2016より〜特別な作品


筒井 則行 / icura
作品展・ work shop


2016.6.11/sat ー21/tue



木のあたたかさが伝わる
器や小物たちの作品展がはじまっています。

出展作品から順にご紹介いたします。
最初に、今回の特別な作品を…。

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だ円皿・大   ≒300×190×25mm :9,000円
だ円皿・小/深 ≒220×135×20mm :4,500円
だ円皿・小/浅 ≒220×135×15mm :4,000円


だ円の器が初お目見え。
日ごろの販売では出品されない、定番外の特別な器です。

大小、厚みもさまざまに揃いました。
大や小/深は「スープや汁の多いお料理にも使いたい」との
リクエストにお応えした、特別に深さのある器。

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だ円皿・特大 ≒380×230×35mm :17,000円

家族揃ってやホームパーティーに存在感を発揮する、
特別大きなだ円の器。
深さも充分なので、盛り皿として活躍しそう。

丸や四角の器の中で変化をつけられるだ円形は、早速人気です。

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丸皿・大/深 “裏表ほり” ≒径260×35mm :15,000円

初めてのタイプ。裏も彫ってある手の込んだ器。
手しごとの美しさを一層感じます。

こちらも深さ充分なタイプ。
定番の丸皿・大と同じ径ですが、器の厚みは1.75倍。
深皿と呼ぶべきか、浅鉢と呼ぶべきか…。
煮物などにも使っていただけます。

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ウォルナットのカトラリー
ディナースプーン :1,800円
れんげスプーン  :1,800円
デザートスプーン :1,300円


十二ヵ月のオーダーとして定番外で制作してもらっていた
ウォルナットのカトラリーは、
今回が最後の品物になりそうです。

ウォルナットは需要過多により、
近年は価値が高騰し続けています。
シックな材色のファンの多い樹ですが、とても残念。
この3種以外のアイテムも、若干ですが在庫しています。
ご希望の方は、お問合せください。



※表示価格:消費税別



1000歳記念の夫婦茶碗

◆はじめに…
この記事は、2016年4月に書きかけていたものです。
4月14日の熊本地震の発生より間もなく2ヶ月が経つことから、
文章の一部に手を加え、公開させていただくことにしました。

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3月下旬に、とても素敵な記念品制作の
お手伝いをさせていただきました。

“1000歳記念”の夫婦茶碗 / 工藤 工 作

“1000歳”とは、7組のご夫婦、14名の年齢を合わせた数字。
14名は、九州にお住まいの7名の兄弟姉妹と、
そのご主人や奥さま方です。
合計1000歳になる日はたったの数日間。
その日をねらって催されたお祝旅行には、
子供さんやお孫さんまでご一緒され、
仲良く楽しくお祝の会が開催されたそうです。

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その席時上で子供さん一同から記念品として贈られたのが、
ご相談を受け、制作させていただいたこの夫婦茶碗。
漢字の「千」が呉須で書かれています。
美濃焼伝統工芸士・工藤工さんに制作していただきました。

毎日使い、食に欠かすことのできない飯碗。
このような器を贈ることには、
健康や長寿を祈念する意味も込められます。
「食は命なり」と申しますから。

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14名が全員揃って1000歳の日を迎えられるだけでも
本当に素晴らしいことだと思いました。
そして、子供さん、お孫さんまで、総勢数十名が
九州以外の各地からも集まる仲睦まじさも…。

みなさまは、日ごろから年に何度も団体旅行をされている
とても仲の良いご家族、ご親戚なのだそうで、
今回のコーディネートをさせていただき、
しあわせな気持ちをお裾分けいただきました。
きっとこの先も忘れられないご依頼になりそうです。



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◆最後に…
この7組のご夫婦の中には、
震度7を観測した熊本県益城町にお住まいで家が全壊してしまった方など、
今も避難生活を余儀なくされている方、
被災による多くのご苦労を背負われている方が
いらっしゃるとお聞きしています。
このようなしあわせの記憶が、みなさまの心の支えや、
これからの応援となってくれることを願っております。


改めまして、この震災により亡くなられた方々や
ご家族のみなさまに哀悼の意を捧げ、
被災されたみなさまに一日も早く平穏の日常が戻りますことを
お祈り申し上げます。