ニカラグア リモンシージョ ジャバニカ

新しいコーヒーのご紹介です。

スペシャルティコーヒー
ニカラグア リモンシージョ ジャバニカ


カリブ海に面する国ニカラグアから、
十二ヵ月では初になるジャバニカ種です。
特徴的なフレーバーを楽しめるコーヒーが焙煎できました。

ジャバニカ_豆

コーヒー発祥の地と言われるエチオピアの
ロングベリーが起源とされるジャバニカ。
インドネシアのジャワ島に渡ったアラビカ種を
“ジャバ”と呼び栽培されたものが、
18世紀に中米に持ち込まれて“ジャバニカ種”となりました。
当時は生産性に欠けるためどの国にも栽培が進まなかったこの品種を、
1999年以降にリモンシージョ農園が入手し、
2001年から生産されるようになりました。
2008年には、COE2位を獲得しブレイクを果たします。
一握りの生産者しか栽培していない非常に稀少な品種のため、
2013年からはプライベートオークションも開かれるコーヒーです。

ジャバニカ_カップ

コーヒーをミルで挽く時の香りからお楽しみください。
粉に挽かれる瞬間から豊かな香りが一気に広がります。
柑橘系の爽やかな酸味と完熟の甘味を合わせ持ったテイストで、
クリーンな後口も好評です。


COE(※1)のヘッドジャッジ(審査の統括者)の経験も持つ
エルウィン・ミエリッヒ氏が所有するリモンシージョ農園。
熱帯雨林を彷佛とさせる山奥の山林に位置し、
庭園のように美しく管理された木々や竹林の中でコーヒーを栽培しています。
シンボルともいえる滝からもたらされる豊富な水資源と湿度、
昼夜の寒暖差が大きく実が栄養をたくさん蓄えることから、
特徴的なテロノワール(※2)を生みます。

ニカラグアでは珍しく、
収穫から生豆完成までの全工程を行うことのできる乾燥施設を備え、
迅速で的確な精製処理をすることができることが、
高品質なコーヒーづくりに繋がっています。
乾燥方法も経過日数により環境を変えるきめ細かな配慮も、
品質の良さを裏付けています。
リモンシージョ農園はこのようにして、
名実ともにニカラグアを代表する農園となっています。



(※1)COE=“Cup of Excellence”
最高品質のコーヒーにのみ与えられる、栄誉ある称号。
生産国ごとに開催される非常に厳しいコーヒー審査会を経て、
その年に生産された最高のコーヒーに対して与えられます。

(※2)テロノワール
土壌、気候、地勢などの地理的条件や育成環境といった、
作物にその産地ならではの特徴をつける要因のこと。