SANOE FLOWER art展より〜自然素材の花材

増田亮子 / R-style
SANOE FLOWER art

2014.2.11/火祝 ー2.24/月


増田亮子展_4

自然素材のお花たち。
展示作品の中から、花材の一部をご紹介します。



増田亮子展_5

メインの素材、SANO(サノ)は、
東南アジアの水辺に生える植物。
真っ直ぐ一本に伸びたを乾燥させ、
ナイフで丁寧に桂剥きにしたものです。
茎の内部の白色と皮の茶色で、
自然のコントラストをつくり出します。

増田亮子展_6

右上の、薄く艶やかなこの花の素材は、種子
種と聞くと粒状のイメージがありますが、
オーガンジー様の翼をもった種です。
風でひらひらと舞い飛び、“翼果”と呼ばれるようです。

左下の花材は、スケルトンリーフ。
葉の葉脈だけを残したものです。
一般的に見られるスケルトンリーフは
薬品を使い葉脈を取り出しますが、
SANOE FLOWERでは葉を水中や土中に眠らせ、
自然の力のみで行なわれます。
生成り色なのが、その証です。

増田亮子展_7

ふっくらと膨らんだこの花びらも、種子
核の部分を丸く切り取っています。
おしべに見立てているのは、やはりSANOの皮です。


こんな風に、自然そのままの美しい素材を生かし、
独創的な形につくられるSANO FLOWER。
化学的に作られた造花とは違った、
穏やかでやさしい空気を生み出してくれます。




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