桑原結子 Glass work展 2014・素材の話し-1

桑原結子 Glass work
夏じたく 〜 和の暮らしと装いと

2014.5.31/土 ー6.10/火



開催中の作品展から、
酸素バーナーワークで使われる素材のお話しを。

桑原結子展2014_05

小さなガラスの中に浮かぶモチーフ。
「何が埋められているの?」というご質問をいただきますが、
全てがガラスでできています。
普通のガラス(ソフトガラス)が素材のトンボ玉と比べて
作品の中に美しい立体性を表現できるのが、
このホウケイ酸ガラス(ボロシリケイトガラス)
素材とした作品の特徴です。

桑原結子展2014_03

この素材は、普通の工芸用ガラスよりも透明度が非常に高く、
光や見る角度によって、高い煌めきを得ることができます。
色合いの美しさ、華やかさも際立っています。

また、硬質であるため、衝撃に強く傷が付きにくい。
質量が小さいため、大粒のガラスの塊にしても、
通常のガラスよりも軽いと感じられます。

そのような性質の特徴を生かしてつくられるアート作品が
ボロシリケイトガラスのアクセサリーです。

桑原結子展2014_04

日本に技法が伝わったのはまだ近年のこと。
近年、作家人口は確実に増えていますが、
桑原さんは、国内で技法を確立された先駆者的存在のお一人。

海外にて諸国の著名アーティストが行なう
ワークショップに参加されたり、
彼らを国内に招いて技術会得のための
デモンストレーションやワークショップを主催されたりと、
ボロシリケイトガラス・アートの普及と発展にも
力を注いで来られました。

特に、ガラスの球体の中に
宇宙をつくり込んだ作品、
“宇宙マーブル”は彼女の代表的な作品で、
国内の第一人者として周知されています。
小さなインナースペースに広がる世界。
夏の夜空を眺めながら、
宇宙の壮大さに思いを馳せたくなります。




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