桑原結子 Glass work展 2014・素材の話し-2

桑原結子 Glass work
夏じたく 〜 和の暮らしと装いと

2014.5.31/土 ー6.10/火



昨日につづき、
酸素バーナーワークで使われる素材のお話しを。


薄く軽いガラス、細やかな意匠性が特徴の
ホウケイ酸ガラス(ボロシリケイトガラス)の器たち。
バーナーブロウと呼ばれる技法でつくられます。
バーナーワークによる吹きガラスです。
日本国内でやっと増えてきた作家の中でも、
この技法を習得している方はごく僅かです。

桑原結子展2014_06

この素材のもう一つの特徴に、耐熱性が挙げられます。
コーニング社(USA)の商標であるパイレックスガラスの名は、
耐熱性の器、調理器具などの代名詞となっています。

耐熱ならば、ガラスのぐい呑みを使い「熱燗で一杯」が可能です。
熱燗の飲める、しかもアート性溢れる作家ものの酒器など
滅多にお目にかかることができません。

初めて手に取った方は薄さと軽さに驚き、
日常づかいをすることに心配の声も上がりますが、
大丈夫です、この素材は昨日お話ししたように
とても硬くて強いのです。

夏の宵に、煌めくガラスの酒器で一杯。
粋ではありませんか?

桑原結子展2014_07

高さ数cmほどのミニボトルたち。
小さな中に、さまざまな意匠や細工が詰め込まれています。
この細やかで豊かな表現もボロシリケイトガラスらしさの一つ。
コレクターもいらっしゃるものです。


ボロシリケイトガラスのバーナーブロウは、
ビーカーやフラスコなどの理化学器を制作する技術者が
遊び心ではじめたことが今日までに発展したと言われています。

化学からアートへ。
人の発想力、新しいものを生み出すことへの欲求は
やはりすごいですね。




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