sachi 革のオーダー・長財布とメガネケース

革作家・sachiさんにフルオーダー制作していただいた
長財布とメガネケースを納品しました。


革小物の中でも、財布ほど使う人を納得させるのが
難しいものはないと言います。
sachiさんは、定番としてつくる財布を
敢えて極少数にしています。
人によって要求する内容が大きく違うため、
収納力、機能、形、デザインの要望を網羅して、
その方のためだけの財布を作った方が良いと考えているからです。

sachiパイソン長財布_1
フルオーダー / 長財布(パイソン・牛革)

お客さまと作家、双方の思いが
見事にカタチとなった財布が仕上がりました。
以前にお納品した、がま口ポシェットとお揃いの長財布です。
同じパイソン(ニシキヘビ)の革を使用しました。

sachiパイソン長財布_2

見ていただきたいのは、収納力と機能。
ご依頼主が常に持ち歩いていらっしゃった
2つの大きな財布の能力を集約しました。

まず、表面には小銭入れを。
容量に合わせてマチが開き、
フラップ(蓋)の閉まりしろもずらせるよう、
ダブルホックにしてあります。

sachiパイソン長財布_3

裏面には、ちょっとした物入れを。
切符や券、メモなどを入れることを想定。
これは取り出し易いように片マチ付で。

sachiパイソン長財布_4

そして本体は、この充実ぶり。
札入れスペース4箇所、ファスナー付きスペース、
カード入れも両サイドに。

安価な財布は、収納の機能が充実しているように見えても、
実際にお金ややカード類を入れるとファスナーが閉まらない、
高機能ゆえに財布自体が重くなる、
ということが有るそうですが、もちろん全てクリア。

これらは、革ものの製図〜縫製まで
全ての知識と技術に長けていないとつくれないものです。
財布はメーカーやブランドによって
独自の製法技術があると言われます。
あらゆるものを研究している作家の力が発揮された一品です。


sachiメガネケース猫
フルオーダー / メガネケース(牛革・毛皮・ムートン)

最後に、かわいい小物を。

お客さまの愛猫をデザインしたメガネケース。
黒猫の部分は、子牛の毛皮を使用して雰囲気を出しています。

sachiメガネケース猫_2

お客さまのアイデアで、内側にはムートンを。
こうすると、メガネレンズの保護になります。

デザインのくり抜きは、クマや犬など動物、
花や蝶なども可能です。
思い入れのあるものを取り入れてもらうと、
オリジナリティが深まりますね。


革を使ってのフルオーダーは、
革サンプルから材料を選び、進めていきます。
常時対応しておりますが、
仕上りまでにお時間を要しますので、
季節ものは早目にご相談ください。




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