ワークショップ「古樹・箸置き/豆皿の会」終了

昨日、今日の2日間で
陶芸家・野田里美さんのワークショップを開催しました。

『陶芸家 野田里美さんとつくる  古樹・箸置き/豆皿の会』

ギャラリーで開催中の作品展
野田里美 展「磁器の表現 2015」にも展示中の
“古樹”作品の実際の作り方を、
惜しみなく披露していただきました。

古樹ws終了_1

野田さんが力を注いでいる磁器の表情(模様)の出し方。
磁器土の切り方にポイントが有ります。
その技法の一つをデモンストレーションの後、
参加者のみなさまにも実際に体験していただきました。

画像は、作家のつくった模様の生地。
さすがにいきなり作品にできる模様が出せるほど
容易いわけではないのです。

また、模様を美しく保った作品をつくるには
生地の乾燥具合の管理も重要。
そのような訳で、今回は作家が準備した生地を使って
作品づくりスタートです。

古樹ws終了_2

生地土の切り分け方次第で、
予定よりもさまざまな作品がつくれることになりました。
箸置き、取り皿、豆皿、
1枚の土からいろいろな形、用途の作品が生まれます。

切り方にも作家のこだわりポイントが…。
手ほどきや合間のお話しから、
いかに細やかな気遣いをしながら
作陶されているのかが伝わってきます。

古樹ws終了_3

陶芸では当たり前の手法も、
みなさまには新鮮なお話し、新鮮な体験。

こうしてプロが行なっている工程を見聞きすることで、
次回からさまざまな器を観る視点や気づきに
新たな変化が有ることをいつも願っています。

古樹ws終了_4

作品の裏には、自分の作品のしるし、サインを…。
この頃にはすでに作品への愛情や、
焼成後の姿を予想しながらの期待感も膨らんでいるはず。

古樹ws終了_5

この後は、作家が工房に持ち帰り乾燥させ、
器として使いやすくするための手を少し入れ、
施釉、焼成と進みます。
完成は5月下旬から6月初旬を予定しています。



体験制作の前後には、意外と知っていそうで知らない、
陶芸のさまざまなお話しも聴いていただき、
有意義なワークショップでした。

そもそも、陶器、磁器、炻器の違いとは?
釉薬とは?
器が“育つ”とは?
作家ものの器を食洗機で洗っていいのか?

それから、器を“愛で楽しむ”ということは、
本来は服を楽しむことと同じはずだというお話しに
みなさまがとても興味深く参加してくださっていたのも印象的でした。
器という暮らしの道具が
日々の中に豊かさをもたらしてくれることに、
少しでも思いを巡らせてくだされば光栄です。


末尾になりましたが、
ご参加者のみなさま、野田さん、
素敵な時間をありがとうございました。

完成品をお届けできましたら、
またご紹介させていただきたいと思います。




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