野田里美展「磁器の表現2015」より“磁楽”

野田里美 展
「磁器の表現 2015」

2015.4.3/金 ー4.15/水



週が明けて作品展も残り数日になりました。
一つお知らせがございます。
会期が一日延長になり、4月15日(水)までになりました。
お一人でも多くの方にご高覧いただけましたら幸いです。


開催中の作品展から、本日は「磁楽」のシリーズをご紹介。

野田里美展2015_16

野田さんが今回初めて発表された作品“磁楽”は、磁器の楽焼です。
正確には“アメリカン楽”と呼ばなければなりません。
“楽焼”は樂家の歴代当主が作製した作品や
樂家の手法を得て許しをいただいたやきもののみに
銘打つことができると聞いております。
“アメリカン楽”は、日本で技法を学んだアメリカの陶芸家が
母国で発展させたものだということ。
野田さんは日本国内のワークショップで学び、
これまでの制作の延長上に
アメリカン楽での磁器の可能性を見出されたようです。

野田里美展2015_17

野田さんの“磁楽”は、これまでの作品よりも一層繊細な面持ち。
焼き上がる色も一つ一つ異なるところが何とも楽らしいです。
また、掌ではふんわりとやさしい温もり。
短時間の低温で急速に焼かれることから
焼き締まらないことがそうさせているのだとか。

薄づくりの磁器は熱伝導率が高いため
掌が熱さに弱い方には使いにくい場合もありましたが、
“磁楽”は熱伝導率が低く、茶碗としては所作を崩さないことになるため
大変向いている性質だと言えるようです。
これは嬉しい気づきだったとおっしゃっていました。

これまでの“つくり”での表現から“焼成”での表現へ。
今後の新たな展開も楽しみです。




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