『呉須染付 鉢(ボウル)の会』終了しました

『陶芸家・田代尚照さんとつくる
 呉須染付 鉢(ボウル)の会』

この週末に全日程が終了しました。

4年目の開催になった田代さんのワークショップ。
回ごとに制作する器のアイテムを変えて、
リピート参加していただいても楽しい企画にしています。
デザインを統一して、オリジナルシリーズ化されいてる方も。
特別な贅沢感が素敵です。

今回は、昨年つくった飯碗を割ってしまったという方のために、
鉢に加えて飯碗も選択できるようにしました。

回が進むに連れて、みなさんのご意向も取り入れながら
楽しいワークショップになっています。

田代ws2015_1

図柄の基準線になる平行線は、ろくろを回しながら引きます。
初めての方は、鉛筆をそっと置くのもドキドキします。
その前に、ろくろの中心に器を置くことが大切なのですが、
これも意外と難しいのです。

田代ws2015_2

下絵を描いたら、彫りの作業。
象嵌染色の“絵付け”は、こうして行ないます。
フリーハンドで描がかれた揺らぎのある線。
この揺らぎが良い風情をもたらします。

田代ws2015_3

彫った図柄に“黒呉須”を入れていきます。
自分の彫った線がくっきりと現れてくる瞬間です。

田代ws2015_4

今回は残念なことに制作中に(しかも完成間近に)
割れてしまった方が…。
土を乾燥させただけの生地の器に絵付けを施しますので、
ほんの一瞬でこのようなことも起こります。
残念でしたが、これも一つの学びでした。




この後、田代さんが工房に持ち帰り、
下焼き→筆で呉須を加筆→本焼き→完成です。
お届けは8月末を予定しています。
お楽しみに…。




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