ランチョンマットの会 全日程終了

ワークショップ
機織り作家・山田弘美さん(PACE)とつくる 
 ランチョンマットの会

全日程が終了しました。


作家にとっても初のワークショップ。
毎日楽しく使っていただけるものを…と、
ランチョンマット2枚制作という
大サービスの内容で臨みました。

PACE_ランチョンの会終了_1

十二ヵ月のカフェで使用しているマットの
色違いをイメージしてつくりました。
今回のお楽しみは、好きな色の糸を使って
オリジナルデザインのものが織れること。
糸の色選びと配置を考え、
簡単なデザインスケッチを描くことからスタート。

PACE_ランチョンの会終了_2

通常の機織り体験では、
織ることの体験に留まることが多いのですが、
このワークショップでは織る前の準備作業も少し…。
必要な横糸の長さを測り、“板ひ“に巻きます。

PACE_ランチョンの会終了_3

やっと楽しい織りの作業。
同じ幅できれいに織るコツ、糸の替え方など
いくつかポイントを教えてもらいます。
単純な作業に見えるのですが、要領を得るのはなかなか…。

PACE_ランチョンの会終了_4

織ったものを機から外し、
織布を落ち着かせるために水通しして縫製すれば、
ランチョンマットの完成です。
作家にこの作業を依頼した方々には、
先生からの温かいお手紙付きで作品をお届けします。



何事も体験してみて発見する面白さと苦労があります。
今回は時間の都合から、縦糸張りやベースの横糸の準備、
仕上後には見えなくなる部分の織りなど、
地味だけれど大切な作業の部分の大方を
作家が時間外に行ないました。
実際に織ってみて、構想から作品として仕上がるまでに
どれほどの手間と時間がかかるのかを
ご理解いただけたと思います。
そして、複雑な織りの技法がいかに高度なものかも…。
次回に織り物をご覧いただけば、
きっと違った視点で感じ取ってもらえることでしょう。

また、機を織れる機会もなかなか少ないため、
次の機会を期待してくださる声、
違う作品を織ってみたいという声も多く聞かれました。
今後も暮らしの中で実用できる
機織りワークショップを継続できるように
作家と企画を練っていきたいと感じています。
またの機会を楽しみにお待ちくださいませ。




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