「冬のあたたかいもの」より〜及源鋳造

「冬のあたたかいもの」

2015.12.9 /水 ー12.20 /日



冬らしい寒い日々がやってきました。
本日は、あたたかい食を演出するこちらをご紹介…。

OIGEN | 及源鋳造 / 南部鉄器
世界遺産・平泉の文化圏である岩手県奥州市水沢区に在る南部鉄器メーカー。
この地の鉄器の歴史は、奥州藤原氏が栄えた1960年頃に遡り、嘉永5年創業。
鍋釜の鋳造を主に担う「鍋屋」としての及川源十郎鋳造所を経て法人化へ。
現在は、伝統文化の継承に力を注ぎながらも新技術を開発し、
現代の感性にフィットした鉄器を生むメーカーとして
世界から賞讃と注目を集めている。

冬のあたたかいもの_及源_2

DM画像は、“k.i.w.a”(キワ)より“potsu-potsu”。
デザイン:幸山佳史

「あなたは何に見立てますか?」

日本の鉄器の新しい可能性に挑戦する先鋭的なブランド=“k.i.w.a”(キワ)は、
日常をアートシチュエーションに誘い、
用途も機能も自由に使う人のアイデアや楽しさを引き出していくシリーズ。
車に例えると、コンセプトカーの意味合いと捉えられます。
ニューヨーク国際ギフトフェア、アンビエンテ・フランクフルト国際見本市に出展。
アンビエンテではトレンド2013に選出されています。

及源鋳造の自社受注販売のみにて限定取扱いされるこのシリーズの
展示と取扱い許可を今回特別にいただきました。
他でご覧いただけることのない“k.i.w.a”にもご注目ください。

“キワ”の名は、時代のキワ、尖っている、エッジが立っているという意味を内包しています。


冬のあたたかいもの_及源5

欧州やアジアでのブームから国内でも再評価され、
人気の高まっている鉄瓶鉄急須

海外ではカラー塗装されたものが多く流通していますが、
これはテーブルをカラーコーディネートする習慣があるため。
当店では、陰影により表面の細やかな表情が際立つ
伝統の漆やカュー塗装による黒い鉄器に拘っていきたいと考えています。

表面の細かな凹凸模様は、鋳型を成形する時に使う川砂の痕。
表面の肌模様が美しく、薄づくりの高い技術は日本だけのものと言われますが、
これは上質な砂の恩恵に依るものだとか。
北上川の上質な川砂と粘土、北上山地の砂鉄がこの地に合ったからこそ
水沢に南部鉄器が発展してきたのです。

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発売から40年経っても褪せることのない、
モダンな蓋付き鍋の“クックトップ”。
デザイン:廣瀬慎

及源鋳造さんの鉄器の取扱い開始に当たり、
全商品を手に取り、サイズや重量感を確かめた上で
家庭で楽しく実用いただけるものを選びました。

その中で、程よい重量の鉄蓋が有ることにより
圧力鍋に近い効果が得られるこの鍋は煮込み料理などに大活躍。
活用度の高いサイズもおすすめ理由の一つです。
深形でスープ、シチューを。浅形でお魚やお肉を焼いて。
お芋などは無水でこんがりホクホクに焼き上がります。
調理した料理を鍋ごと食卓へ運べば、
長時間アツアツが楽しめて何よりのご馳走気分です。

冬のあたたかいもの_及源_4

取手が取り外し可能な“焼き焼きグリル”は鉄板皿。
お魚やお肉をグリルやオーデンで焼き、そのまま食卓へ。
現代の暮らしを楽しむためのアイデア商品です。

家族構成やお好みの調理方法に合わせて
豊富なサイズ展開から選べます。

タミパン_1

タミパン_2

直火でパンやケーキが焼ける“タミパンクラシック”は、
先日からお伝えの通り、店主もすっかりハマる楽しいパン焼き器。
現在100歳のタミさんが戦後に
「子供たちにお腹いっぱいパンを食べさせてあげたい」と言って
パンを焼いていたジュラルミン製の器を南部鉄器で復元したものです。

外はこんがり、中はもっちりと。
ご希望の方には簡単に美味しくパンが焼ける楽しさを、
店主のレシピと一緒にお教えしています。



南部鉄器の取扱いをはじめてから、
使用方法やメンテナンスについてのご質問を多くいただきます。
「家にある鉄瓶が錆びていて…」という声が最も多いのですが、
鉄瓶は内側を洗わない(擦らない)ことが鉄則だとご存知でしたか?
実は知らない方が多い南部鉄器の取扱い方や使う楽しさのポイントも
しっかりとお伝えしていきたいと思っています。
どうぞお気軽にお声掛けください。




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