至学館大学 女子レスリング部へ お餅つき&納品に

昨日の1月6日は、
至学館大学(愛知) 女子レスリング部へご招待いただき、
餅つきへの参加と作品の納品に行ってまいりました。

様子を少しご報告します。

至学館餅つき_2
吉田沙保里 選手兼コーチ(副学長)

多くの金メダリストを輩出している
女子レスリング部の新寮が2016年末に完成し、
そのお披露目を兼ねた餅つき大会でした。
栄監督に続いて、世界でご活躍の選手たちが次々にお餅をつき、
選手・学生のみなさんで振る舞ってくださいました。

至学館餅つき_1
(左から)土性沙羅選手、栄和人監督、陶芸家・後藤耕一さん、
谷岡郁子理事長兼学長、川井梨紗子選手


そして、十二ヵ月は陶芸家・後藤耕一さんと作品の納品を。
昨秋の個展に出展された“Cosmic blue 大皿”を
谷岡学長から寮の選手みなさんへプレゼントされました。
早速ついたお餅をのせて…。

至学館餅つき_3

「ビッグバンみたいなこの大皿のように、
至学館のビッグバンを選手たちが起してくれるようにと思っています。」と
学長からの想いを込めた贈りものでした。
それに応える力持ちの金メダリストたちも、
さすがにこのお皿を持つ手は恐々です。

そして、選手の大切な身体を預かる寮の職員さんからは、
「モノや人を大切にできる子は強くなります。そう教えています。
この大事な器で食事をして、みんな強くなってくれるでしょう。」
そんな素敵な言葉もお聞きしました。
後藤さんの個展を開催した意味も含めて
「大事な器で」と言ってくださいました。

選手、スタッフ全ての方が
この精神を分かち合っていらっしゃるのは、
みなさんの様子を拝見しているとよくわかります。
ですから、至学館のレスリングは強いのですね。


当店と女子レスリング部とのご縁は、
初めてオリンピック正式種目となったアテネ大会以前に遡ります。

まだマイナースポーツで大きな支援もない時代に、
親元を離れて頑張る少女の選手たちを支えていらっしゃったのは、
スタッフのみなさんや学生、そして学長でした。
苦しい練習の合間の食事くらいはせめて楽しく美味しくと、
工芸に造詣の深い学長は、
選手たちに器を選んで贈っていらっしゃいました。
毎日美味しい食事ばかりではありません。
減量のための食事、増量のための食事、
辛い練習の後の食事はきっと喉を通らないこともあるでしょう。
それを少しでも気分から美味しく…と、まるで親心ですね。

そして、至学館在学中に世界を極めた選手に贈られる
「吉田賞」のトロフィーも当店で制作させていただいております。
リオ五輪での金メダリストたちにもこの春にお届けすることになりそうです。
モノをつくる作家たちの想いも届き、
ますます強くなり世界でご活躍いただけることでしょう。

東京オリンピックへ向けての始まりの年、
わたしたちももっと応援できることを見つけていきたいと感じた日でした。




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