野田里美 展「チャゴト–茶事– のウツワ」〜育てる磁器

野田里美 磁器の表現
「チャゴト–茶事– のウツワ」

2017.9.9 sat - 18 mon/holiday



ちゃごと[茶事]とは、
寄り集まって茶を飲むこと。茶菓を供して話し興じること。

器を愛でることで育てる喜びも感じられる、野田さんの磁器。
お茶の時間などさまざまな日常の中で気楽に
この器との関係を愉しんでいただきたいとの想いで
この作品展ははじまりました。

改めて、代表的な表現の“銀樹” “墨樹” “墨銀”を…。

野田里美展2017_21

野田里美展2017_24

今回の企画では、
野田さんの器を洋づかいで愉しんでいただきました。
ケーキスタンドには、
“銀樹” “墨樹” “墨銀”の“7寸台皿”をのせて。

アイアン製のケーキスタンドは、
野田さの器のイメージに合わせて
鍛鉄作家・ハブ モリオさんに制作していただきました。
手しごとの器の表情と鉄の表情とが
よい時間を演出してくれました。

野田里美展2017_17

野田里美展2017_19

“墨樹”などの黒い器は、
使い込むことで艶が出て深い色に育つ器。
“銀樹”などの銀彩の器は、
経年変化により銀がシャンパンゴールド〜燻銀へ、
そして黒と銀の“墨銀”は、
シックな深みのある器つへと育つ器です。

円でサイズ展開されている“台皿”と
角でサイズ展開されている“角皿”。
お菓子にもお料理にも
日々の食の彩りを引き立ててくれます。

野田里美展2017_18

会期中は“墨銀 花器”で
ギャラリーにも華を添えていただきました。


この作品展を通して、
みなさまの日々の暮らしの中で器と寄り添う愉しさ喜びを
見出していただけましたなら何よりです。




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